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Winows XP & Java 調査結果

1.はじめに
  「Windows XP(IE 6.0)は、標準ではJava VM を搭載していない」 だそうです。
  しかし、その状態で、Java アプレットやJava Script を実行させようとするとどうなるかという情報は
  あまり見かけません。そこで、実際にXP(IE 6.0)をインストールして実験してみました。

2.実験環境
  使用マシン概要: CPU Celeron 400MHz RAM 192MB
  使用パッケージ : Windows XP Professional 特別アップグレードパッケージ
  インストール方法: HD内をフォーマット後、上記CD-ROMを直接起動してのクリーンインストール※1

   ※1:インストール途中で、Windows2000所有チェックのため、Windows2000のCD-ROMを一旦セットしますが
      インストール自体はWindows XP と IE 6.0 のみ行われます。
      (Windows2000やIE 5.5 に対する上書きインストールではありませんので、
       パソコンメーカなどによる Windoes XP プリインストールマシンの購入時と同じ状態と言えると思います)

3.実験結果
  (1) インストール直後のIE 6.0 の状況

    1) [ツール]−[インターネットオプション]−[セキュリティ]
     [インターネット]を選択し、[レベルのカスタマイズ]を選択すると、以下のように表示されます。
     (・「スクリプト」の項目の前に、本来あるべき、「Microsoft VM」の項目がありません →
Java アプレット実行不可能
      ・「Java アプレットのスクリプト」の項目はあります →
Java Script は実行可能 )


    2) [ツール]−[インターネットオプション]−[詳細設定]
     (・ここでも「HTTP 1.1設定」と「アドレス バーからの検索」の間に、本来あるべき、
       「Microsoft VM」の項目がありません →
Java アプレット実行不可能 )


  (2) インストール直後に、Java Script、 Java アプレットを実行してみる

    1) Java Script の実行 → 問題なく実行できました

    2) Java アプレットの実行
       Java アプレットを含むホームページを表示しようとすると、以下のように表示されます。



       ここで、[キャンセル]を選択すると、そのまま表示を終了してしまいますが、
       [ダウンロード]を選択すると、MSNのサイトから(←不思議なことに、Microsoftのサイトではない)の
       ダウンロードが行われます。
       (ちなみに、Mirai くんの場合は、32kbpsでのパケット通信ですので、5MB のVM をダウンロードするのに
        約40分かかりました (^^ゞ)



       ダウンロードが無事終了すると、インストール確認(警告)画面が表示されます。 



       ここで、[はい]を選択すると、インストールされますが、その前に念のため、画面上で青く ”Microsoft(R) VM” と
       表示されている箇所をクリックすると、以下のようなVMに関する情報が表示されます。
       (これはMirai くんの私見ですが、どうやら Microsoft はこれを読んで欲しいがために、わざわざ、
        VM をダウンロードさせているのではないの? と思ったりします・・
        興味のあるかたは、↓のMicrosoft 社のサイトでじっくり読んでみてください。)



       それはさておき、インストール確認画面で[はい]を選択すると、以下のようにインストールが行われます。
       (ハードコピーをとるときに、[スタート]画面が重なってしまいました・・ごめんなさい<m(__)m>)



       そして、めでたく VM のインストールが完了すると、ようやく当初の目的であるアプレットが表示されます。
       (パソコンの初心者のひとにとっては、多分ようわからん作業だと思われてしまうのでしょうね・・)



  (3) インストール直後のIE 6.0 の状況

    以上のVMのダウンロード・インストール作業は、初めてJavaアプレットを表示する際に1度だけ行えばよいのですが、
    念のため VM をインストールしたことにより、IE 6.0 の設定内容がどのように変わったかを確認しておきましょう。

   1) [ツール]−[インターネットオプション]−[セキュリティ]
     [インターネット]を選択し、[レベルのカスタマイズ]を選択すると、以下のように表示されます。
     (・「スクリプト」の項目の前に、本来あるべき、「Microsoft VM」の項目が表示されます →
Java アプレット実行可能


    2) [ツール]−[インターネットオプション]−[詳細設定]
     (・ここでも「HTTP 1.1設定」と「アドレス バーからの検索」の間に、
       「Microsoft VM」の項目が表示されます →
Java アプレット実行可能 )



       以上が今回の実験結果です。

       報道によると、Sun も独自にJava VM のプラグインを開発しているようです。
       (Sun の米国のサイトから、初期リリース版は入手可能です)
       今後も、Java をめぐる Microsoft と Sun の動向には要注意ですね

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