随筆かも知れない

新年を迎えるにあたって

極点に立つべし

12月24日

人は「言葉」によって生かされる。すなわち、命は信にある。だから信の外に死するところはない。死するとは帰命であり、我が命の死である。ここに死してこそ命は壽となる。壽とは願ういのちであり、彼我なきいのちである。

信に死さない命は終わる命である。終わる命を生きる人は、口が発する言葉を耳で聞いている。真実の言葉は、その「言葉」を思いたつ心の起こるところにある。「言葉」とは心に生まれるものである。生まれて下さるものが「言葉」であり、耳には聞こえない。習い覚える言葉は「言葉」ではない。

知識は自らは働かずに人を動かし、座している人を東奔西走させる。智慧は自ら働いて人を留まらせ、東奔西走する人をそのままに一所に住せしめる。

もとより東も西もない。智慧に依らず、我が命であるが故に死することができず、彼我なきいのちに生かされない「私」があり、留まるところを知らず、住するところを知らず、十方に奔走するのである。

極点には四方がない。すべてが一方である。私は極点に立ちたいと思う。私のいるここを極点としたいと思う。


釈尊は「天上天下」と仰有ったということが伝えられている。実に意義深いことであるに違いない。

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「じねん」と読むらしいです
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