随筆かも知れない

非行非善

9月28日

タグもよく知らないままこんなふうなHPを持って殆ど自分が確認するためだけのような「随筆かも知れないもの」を書いていますと、それでも時には今回はうまく書けたと思うこともあるわけです。

いつの間にか上手下手にこだわりを持ってしまっていて、それに気がつくと、もうこのHP自体をやめてしまった方がいいのかも知れないと思います。上手下手ではないはずですし、それは分かっているつもりのことなのです。

功名心とでも言うのでしょうか、「よい人」でありたい、「よい人」になりたい、「よい人」だと言われるような人になりたい、そういう心の働きはそれ自体は決していけないものではありません。他の人のためになるような「よい行い」ができるのであれば大いにさせていただくのがよいのです。

そういう心の働きは「信仰」というところにも起こります。そこにできあがるもの(できあがっているもの)を総称すると「諸善」ということになるのでしょうか。その「善行」を行うについては、必ず前もって自分勝手に「結果」を想定してしまっている私ですから、「結果」が自分勝手に想定したものと一致すると満足するのですが、そうでないと不満であるわけです。

満足といっても自己満足ですから決して利他には結びつきませんし、むしろ不満であることの方が多いのですから「善行」を行ってますます心がすさんだりします。そんなことならやめてしまえばいいのですが、他の「善行」に心を向けたり、どうしてもやめられないでいる私であるわけです。

「功徳」があるとされる「諸善」は世の中にたくさんあって「有漏の心より生じて法性に順ぜず。いわゆる凡夫人天の諸善・人天の果報、もしは因・もしは果、みなこれ顛倒す、みなこれ虚偽なり。このゆえに不実の功徳と名づく。」と、すでに「不実」であることを教えて下さっているのですが、どうしてもそういうものに魅力を感じてしまうのはなぜなのでしょう。

向上心とでもいうべきものは、これも大いに結構なものなのでしょうが、「信仰」のところにある向上心は、不実な私が持つとどうにも困ったことになるのではないかと思います。すべてをお見通しの如来の大慈悲は、だから「南無阿弥陀仏」と顕れて下さっています。南無というのは帰命、「諸善」を行おうとする「自力作善」の心をなげ棄てて一心に弥陀をたのむのであり、阿弥陀仏は不可思議の願力、不実の功徳に目を奪われる私の思いを廻して往生浄土の一本道に向かわせて下さいます。


「捨てる」けれども「棄てられない」のがまた私の凡夫である証拠で、捨てたはずのものを知らないうちにまた持ちだしてきていたりします。それを本当に「棄てさせて下さる」のがお念仏です。お念仏は数を言うものではありませんが、捨てても捨てても棄てられない私なのですから、棄てさせて下さるまでには五十六億七千万回ほどもお念仏させていただくことになるのかも知れませんね?

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ベクトルでもない
転んだら立ち上がれば...
京都の五山の送り火は
今回は関西弁で


「じねん」と読むらしいです
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