随筆かも知れない

中中おろかなり

平成12年2月15日

阿弥陀仏のご本願がまた「南無阿弥陀仏」であり、「南無阿弥陀仏」とあらわれていて下さる。生かされるいのちのすべては、そこにある。

私が愚かであるのは「死」が死としてあるとしていることであり、例えば「知人の死」に接して、それがあくまでも他者の死にとどまることである。我が命ありとしているままの私が悲嘆するのは、その知人がいなくなることによって私が得られなくなる「利益」であったりする。愚かではなく、あわれなほどに浅ましい。地獄一定とは私のことだ。

しかし、もっとも愚かで浅ましいのは、ただ「死」を嘆き悲しむだけであることではないのか。

どこまでもお念仏申しながらお念仏に生かされない私である。だからまた、お念仏しかないと思い知らされる。


私が称える「南無阿弥陀仏」はお念仏だろうけれど、「南無阿弥陀仏」はまた阿弥陀さまのご本願があらわれて下さる「南無阿弥陀仏」です。有り難いとは、ここにとどめを刺すに違いありません。

最新の掲載へ  101回からの掲載へ

以前の掲載一覧
100 自燈明
99 (無題)
98 (無題)
97 不信にあらずや
96 大地
95 教訓
94 名宛人不明
93 具体
92 益・無益
91 大自覚
90 出来た人
89 お講の風景
88 いわずもがな
87 放言-3
86 放言-2
85 放言
84 宿業
83 不可思議
82 不思議
81 自我と我執
80 慚愧
79 報謝
78 感想文
77 余計なお世話
76 ある確認-3
75 ある確認-2
74 ある確認-1
73 (無題)
72 今にある歴史
71 とわれるもの(2)
70 問われるもの
69 証道の歴史
68 そのうえの念仏
67 中中おろかなり
66 大悲無蓋
65 無生の生、往生
64 「おめでとう」
63 称名
62 救い
61 いのちである言葉
60 信楽受持甚以難
59 家族の真宗
58 詮ずるに愚痴
57 無碍光如来
56 光明無量
55 非行非善
54 仏法聞き難し
53 (無題)
52 さるべき縁
51 いそぎ仏になりて
50 遺伝
49 無生
48 構造
47 迷い
46 (転載)
45 奇妙な反省文
44 現在
43 念仏、お念仏
42 (無題)
41 お聞かせ
40 謝すべし
39 相続
38 自縄
37 我が身
36 立所
35 心の向かうところ
34 不可説
33 個性
32 癒し
31 (無題)
30 ただ称える
29 輝く
28 有量
27 光と闇
26 深い闇
25 ただ一つ
24 離れる
23 意味の奥底
22 梅の花が
21 念ずる方向
20 穴の中
19 罰があたった
18 掌を合わす
17 悪人たる所以
16 極点に立つべし
15 大海
14 奇妙な酔っぱらい
13 ばあちゃんの避難訓練
12 無智
11 芸術の秋
10 仮想現実
日本教
ベクトルでもない
転んだら立ち上がれば...
京都の五山の送り火は
今回は関西弁で


「じねん」と読むらしいです
HEAVYってどういうこと?

かも知れない検索
(別窓で開きます)