随筆かも知れない

不可思議

平成13年1月26日

不可思議とはお念仏しかないということだ。

私の口を割って出て下さっているお念仏が、仏恩報謝だいや自力だと言うのは、すでに理屈です。理屈ばかりを言いたがり、理屈ばかりを言う私です。

生きるよろこびを実感できる生活がしたいと思ってお念仏することと、仏恩報謝の思いでお念仏すること。そこに違いがあるのかどうかを詮議したがるときすでに「主体」と「対象」ができています。理屈・理論の発射の合図を待つ態勢です。

いつまでも健康で、死ぬときはポックリと死ねますようにとお願いしてお念仏することと、ご縁のままに生かされ、今をいただいて有り難いことだと感謝してお念仏すること。そこに違いがあるとするのも理屈なら、違いがないとするのも理屈です。主体たる私が「私」と「念仏」を対象にしています。

思いきって言えば、仏恩という言葉さえなくなるときが私とお念仏との出会いです。私はお念仏するのでなくそこに帰入します。「私」と「念仏」があるのでなく、私と「私と念仏」があるのでもなく、念仏が私で、念仏があって私はない。本願力ご回向があり、誓願不思議が名号不思議であるわけです。

言葉がなくなるときすでに理屈がなくなっていて、ただ念仏しかありません。お念仏は不可思議の智慧です。言葉ではありません。


ですから、こんな言葉を並べていなければいいのです。
「あんた、アホやな!」と言うのは決してその人のことを「アホ」だとは思っていないからなのです。私が自分に対して「おまえはアホか!」と言わなくなって、どれくらいになるんでしょう?・・・と、また私は書いてしまうのです。
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京都の五山の送り火は
今回は関西弁で


「じねん」と読むらしいです
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