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かぁ〜るい軽さ

朝の9時半頃だったはずですが、どう見ても中学生か高校生にしか見えない男の子に声をかけられました。やめる気はないけれども、どうしても量を減らさなければならなくなった煙草を買うために、タバコ屋さんの前の駐車場に車を止めて、道を横切った時のことです。

「おっちゃん、タスポ持ってる〜?」と、私の前を自転車で通り過ぎた男の子がUターンして、何とも軽い感じで尋ねます。タスポって何だったかな?うん、それって自販機で煙草を買うときに必要なカードだと自問自答。免許証とかの写しなどというものを提出する気になれなかったので持っていません。

庫裏の草刈りを中断して買い物に出た私は上下ジャージで首にタオルを巻き、おまけに無精髭を生やしていまして、頭も丸刈りが伸びてもう限度に近くなっています。よほど「気のよいおっちゃん」に見えたのでしょうか。

持っていないというと、男の子は何の悪びれた素振りもなく「ふ〜ん、ありがとうー」と言って自転車を軽やかにこいで去っていったのですが、明らかに未成年のこの子はタバコを買いたかったから私にタスポを持っているかどうかを尋ねたんだろう、それ以外にそんなことを尋ねることがあるんだろうかと、私はまた自問自答。

今年の7月にもバスケの練習に来ていた高校生が、帰り際にタバコを一本もらえないかと言ってきたことがありました。わざと2度ほど「何やて?」と聞き返し、それでも懲りないので「絶対にやらへん。タバコなんちゅーもんは、吸いたかったら自分で働いて自分のお金で買うもんや。あんたが17歳でも働いてるねんやったらやるけど、高校行ってるんやろ?絶対やらへん」と。

まったくのバスケ初心者で、それでもバスケをやりたいと思って、学校にバスケ部がないので町の体育協会に問い合わせて練習に来るようになったその高校生君は、雨の夜でも半時間ほどかけて自転車で練習に来るほど熱心です。中学の頃からタバコを吸っていてやめられないと言い訳のようなことを言いますので、悪いことは言わないからタバコなんてやめなさいと、タバコを吸っている私が言っても説得力はないのですが。

いろいろなことに関して、世の中全体が「軽く」なって久しい気がします。ちなみに、私の吸うタバコも今ではピース・スーパー・ライトです。