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龍力不可思議

曇鸞大師の『往生論註』に「龍力不可思議」という言葉があるようで、曾我先生は『行信之道』のなかで、「これは自然界の現象を説いたものでないかと思います。忽ちにして海中の龍王が風を起し雲を起して上昇し、忽ちにして雨を降らし気温を変じ地震を起す等々、これは龍力の不可思議である。自然界の大きな現象の変化原因を龍力の不可思議と云ったのです」と説明なさっています。

龍力不可思議などということを言わなくなって、ほとんどのことに科学的・合理的説明がなされるようになり、地震やそれによる津波ということも、それが起こるメカニズムが科学的に説明されます。

いくら科学的な説明がされても、それがいくら合理的であっても、その説明によって何が解決されるのでしょうか。なぜ今起こるのか、なぜここで起こるのか、なぜこれほどまでに多くの人が命を終えていかなければならないのか。そういう思いに、どう応えるのでしょうか。