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宿業

この宿縁に就きまして、それを具体化する契機として、宿業というものがある。それが善であれ悪であれ、即ち順であれ逆であれ、一切の宿業が皆仏法の必然的なる深甚の御縁となって来て下さる。茲に於て噫というのは誠に絶大なる慶祝が起るのであります。この宿縁という所に容易ならぬ重大なる意味を有っているのであって、茲に如来の永劫の御苦労がある。永い仏法の歴史は、全体としては清明なる光明讃仰の歴史ではあるが、しかしながらその清明なる経に対応して、容易ならぬ多くの我等衆生の罪と悩みとの緯を織り込んでいるのである。而してそれ等を超越的に一貫統理して、青色青光赤色赤光白色白光の錦を成就するものは仏の本願力であり、又兆載永劫の御修業である。かかるものが等流して仏教の歴史の本流をなしている。誠に勿体ないことであります。
(曾我先生「行信之道」より)

「宿業」という言葉が使われています。宿縁を具体化する契機としてあるのが宿業であり、その一切が「仏法の必然的なる深甚の御縁となって来て下さる」とあります。

「宿業」というような言葉の意味は、分からないなら分からないままでよいわけで、決して自分勝手に仏法の外の意味で解釈してはいけない言葉だと思います。