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土の徳

明日は秋の法要です。風が巻き散らかした枯れ葉の掃除だけでもうすでに疲れてしまいました。一応見苦しくない程度に掃除したと思ったら、午後になってまた風が吹いて・・・

土徳という言葉があり、私なりの理解もあるのですが、一般的にはどういう意味で使われるのかという疑問があり、ネットでざっと調べたところ、「浄土真宗のお念仏のみ教えが地域の生活の中に色濃く残り、調和した特有の精神風土」というような説明がありました。

だいたい私の理解もそういうようなことだったのですが、最近は別の意味があるんじゃなかろうかというような気がしてきています。文字通り「土」の「徳」という意味があるのではないかと。

枯れ葉というものも土の上に落ちて、そのまま土の上にとどまれば、土の中に生きる微生物によって分解されて、やがては養分を含んだ土になります。

土はまたそこに生きるものを嫌いませんし、選びません。土を嫌う生き物はいるのでしょうが、土の方は菊の花はいいけれど雑草はイヤだなどということはなく、そこに生きようとするものを生かしてくれます。

人が手を加えることもいといません。人は土の質を選ぶのでしょうが、土の方は人が耕して田んぼにすることも、固く踏みならして道にすることも、ビルを建てる基礎のコンクリートを流し込むことも拒みません。

草が伸び放題になり、あるいは枯れ葉がたまってやがては土にもどるような場所というのは、我々の感覚では見苦しいのですが、実はこの上なく浄らかな場所なのではないでしょうか。