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欲生

諸有衆生、聞其名号、信心歓喜、乃至一念。至心回向。願生彼国、即得往生、住不退転。唯除五逆、誹謗正法。

理屈を言えば、生死勤苦という病気にかかっているのにそうとは知らず、お念仏という十劫の昔に成就されてある薬を飲まないままである人がいるならば、それは本願成就とはならない。

如来が至心に南無阿弥陀仏と回向してくださって、その薬を飲んではじめてたすかるのであり、すくわれる。たすかるとは、まずは病人が病気であると気がつくことなのだろう。

病人が病気と気づいて南無阿弥陀仏と薬をいただく。薬を飲めば即得往生であり、現生不退である。

すくわれるということは、お浄土に生まれさせていただくことであり、ついには仏とならせていただくことであろう。

聞ということについて、それは仏願の生起本末を聞いて疑心あることなしとあるけれども、その本末とは何を意味するのだろうと思うとき、実は経に聞というはと説かれてあることを知るのも私にとっては初事であったと気がつく。

第十八願には至心回向はない。第十八願には欲生がある。

設我得仏、十方衆生、至心信楽、欲生我国、乃至十念。若不生者、不取正覚。唯除五逆、誹謗正法。