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似非

時代・社会に相応するということが「同種」を生むとして、しかしながら一念帰命というようなことは、どのような時代であろうと、どのような社会であろうと、人間が人間である限り同一であるはずのことではなかろうかと思うと、これは昨日書いたことです。

思いますに、如来のご回向というものは自己同一性とでも言うべきものを持つのであって、だからこそそれがどんな時代社会のどんな人にとっても「真実」である。

ある時代のある種の人には「真実」であるけれども、そうでない時代のそうでない人にとっては決して「真実」ではないというのであれば、そういうものは「真実」とは言われないのではないでしょうか。

今日説かれるいわゆる付きの「真実」には、どうも時代・社会に影響を受けた同種でしかない「真実」があるように思えます。

それは今日の時代社会の中でだけ「真実」と受けとめられる似非のものであると言わざるを得ないのであって、ですから、何がそういう似非の、いわゆる付きの「真実」を生むのであるかということを問い直すことから始めなければならないように思うのです。