表紙

     

resources

rss1  rss2  atom03

夢想

午前中は藪の下草刈り、午後はやっぱり疲れて部屋で過ごしました。風が強かったのですが、まだ木枯らしというような風でもなく、動いているときにはむしろ心地よい風でした。

本当に心臓が苦しいときには身体を動かすことができず、一般的によく言われるのは横になって静かにしているのがよいということなのですが、横になると苦しいのです。

これは私だけではなく、私の母親も同じことを言っていましたし、ペースメーカーを入れておられる知り合いも同じことを言っているのですが、椅子にでも座って上半身を屈めるような姿勢でいるのが一番楽です。

今日などはそこまでの苦しさではなかったのですが、手や足の感覚は少し鈍感になっていたようで、夕食に卵を焼こうと思って買い置きの最後の一個を手にしたら落としてしまいました。

「他人の痛みが分かる人になる」などという言葉を時々目にしますが、そんなのは戯言でしかありません。理想というようなものでもなく、自分の知りうる現実だけが現実である人が花畑の中で夢想した言葉です。

ところで、人間が人間であることの悲劇の一つは、自分の知りうる現実だけが現実であるということではないかと思います。