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中陰

うちのお寺に伝わっていた様々な法要式次第のなかで、中陰の勤行でお浄土に還られたのが女性の場合は五七日をもって満中陰とするというのがありました。多くのお寺がいつの時代までかそうであったと思います。

近所まわりの他派を含む真宗寺院の知っているすべてのお寺が男性も女性も七七日、四十九日をもって満中陰となさっていますが、去年までうちのお寺は女性の場合は五七日で満中陰にしていました。

なぜ女性は五七日で満中陰とするのかということについて、自分でも調べ、何人ものご住職方にお尋ねもしたのですが、納得のいく説明はありません。

なかには中陰が三ヶ月にわたるのを避けるためだとおっしゃる方もありましたが、三十五日では三ヶ月にわたることは少なくなるでしょうが、なくなりません。

仏教の側からの何らかの理由があるはずで、私個人は密かに第三十四、三十五願が関係しているのではないかと思っていますが、裏付けになるようなことは一切見あたりません。去年からは女性の場合も七七日をもって満中陰とするということになりました。

そもそも「満中陰」だ「忌明け」だということは、真宗の教義からどう説明されるのでしょう。江戸時代にでも仏教一般の習慣を取り入れただけではないのかと思ったりしますが、確かなことはわかりません。

葬儀や七七日のお勤めは、あまりお寺にお参りもなさらず、年回法要にもお参りなさらない方たちにも真宗の教えに耳を傾けていただく機会であるわけです。