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極重悪人

極重悪人唯称仏

極重悪人ということについて、教学研究所編「正信偈」には特に説明はありません。同朋新聞平成20年3月号の古田先生の「正信偈」には
(ここから)
「極重の悪人」とは、極めて重大な悪をはたらく人ですが、それは、どのような人なのでしょうか。法律に違反すること、それは悪です。また、法律には違反しなくても、世の道徳・倫理に反すること、それも悪です。しかし、それよりも、仏の教えに従えない人、真実に背く人、何とかして救ってやりたいと願っておられる仏の大慈悲心に逆らっている人、それが「極重の悪人」なのです。
(ここまで)
という説明があります。

仏教一般で言う悪人ということなら、十悪とされることをしてしまう(った)人を指すのでしょうが、ご開山の教えに即していうなら古田先生の説明のようなことになるのでしょう。

世間道の悪というものがあり、また出世間道の悪があります。その出世間道の悪のなかに、歎異抄の言葉を借りて言ってみれば聖道浄土の変わり目がある、そういうことになるのでしょう。

正信偈のここのことをいえば、源信僧都は誰に呼びかけておられるのかといえば、間違いなくそれは親鸞聖人にであって、正信偈をいただく私にしてみれば、私にということになるのでしょう。

ただお念仏もうしておればよいのだと、頭でわかっていてもわかっていない私です。じっと座ってお勤めをしていても、心の中では今日の朝ご飯は何にしよう、お昼に脂っ気の多いものをいただいたから晩はお茶漬けでいいかなどと思っていたりする私です。