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いよいよ当地でも桜の開花です。満開まではまだまだのようですが、咲き始めました。冬の間は枯れたかのように思えるあの木のどこにあれほどの花を咲かせる勢いがあるのでしょう。

地面の上の目に見える幹や枝の一本一本を目には見えない地面の下の根が活かしているのでしょう。目には見えない地面の下の根も含めて、一本の木であるということでしょう。

何年も前に強い風が吹けば庫裏に倒れてくるのでではないかと思える銀杏の大木を切ってもらったのですが、あくまでも木を切ってもらったのであって、気を無くしてもらったのではありませんので、土の上には数十センチの高さの切り株があり、毎年毎年新芽を出します。

新芽を放置しておけば数年で木になって、私の手には負えないほどの大きさになるでしょう。切り株は決して木とはいいませんが、では木とは何かといえば、私たちが普通に思うものだけが木ではないと言えます。

目に見えるものだけをみて、手で触れられるものだけに触れて、そうしてそういうものだけが実際にあるものだと思っているのが私たちですね。だからよくて半分なんでしょう、私たちの知恵というのは。せいぜい半分だけ知って、それで全部がわかったようなつもりでいるのでしょう。

桜が終わると、今度はタケノコとの格闘が始まります。まさに格闘です。何とか引き分けと言える程度までこちらの体力がもつかどうか、年を重ねる毎に自身がなくなっていきますが、今は桜の花をみて、根を思うだけにしておくことにします。