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身につく

4月になりましたので山道横の掲示板の言葉も書き換えて、山門横の黒板には4月の行事予定を書き込んで、いよいよ22年度の始まりなんだなと思うのですが、新年度とか、もう私にはほとんど関係のないことです。

もう少しすると学校では新入生が入学式を迎えるのでしょうが、近所の高校の制服の指定業者になっている知り合いの話によると、毎年毎年クレーマーが増えて、困り果てることがあるということです。

例えば、入学式の前日の夜に電話をしてきて、やっぱりサイズが小さいからもう一つ大きいサイズのを明日に間に合うように持ってきてくれとか。そんなのはまだ対応の仕方もあるようなのですが、最近多いのは代金をまったく払ってくれないことだそうです。

法事などでお話をしても、道徳を言うと「わかりやすくてよい話」と褒めて下さるのですが、仏教を言うと「むずかしくてわからへん」と言われることが多いようです。

私の浅い経験から言えば、すぐに褒める人はすぐに貶す人で、いちいちの反応を気にせず、ご開山の教えのなかで、今どうしても伝えたいと思うことを話すのがよいと思っています。

いつまでもそんなことを言っていられないのでしょうか。ものを買ったら代金を払いましょうというようなことは、どんなに世の中がかわっても、誰かに教えられなくても、自然と身につくことのはずだと思うのですが。

この「身につく」というのは、興味深い言い方です。身につくというときの身は、仏教でよく使われる「我が身は〜」「この身は〜」の身ということではないかと思ったりしますが、身についたことが他人様の鼻につくことだと困ったことになるのでしょうね。