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四苦と法印-4 (3/10)

すべてご縁をいただくばかりであるのに、若さにとらわれ執着すると老いることが苦になります。健康であることに執着してとらわれると病むことが苦になります。まだ若くてもこれからどんどん年取っていくと思うと、若いうちからもう老ということが苦になり、健康であっても病が苦になります。

同じような言い方をしますと、死んでいなくても死が苦になるということになりますが、少しこれは違ってくるんだと思います。

死んでいないのに死が苦になるというのではなく、私が生まれる前からあって、生まれたら私になる何かがあって、私が生まれたのでないのに、私が生まれたという思いにとらわれ、執着するから死が苦になる。確かに私として生まれたこの私が、私の思いに反して死ななければならないということが苦になるということだと思います。

生まれていないものは死にません。不生であるがゆえに不死である。それが道理です。生まれていないものは老いないし病まないし、死なない。ところが、その道理がわからなくなっています。私が私として確かに生まれたと、いつの頃からか、思っていると気がつかないままに道理に反することを思っています。

(続きます)