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四苦と法印-3 (3/9)

生老病死ということをいいますが、これは四苦と言われるもので、無我であって、無常であるから変わる。その変わるということのなかに生もあり、老もあり、病もあって死もあるということです。

私がいて、その私が変わるのではなくて、生老病死と変わるのを私と言っているのです。生ということについては、ここにいるみんながすでにそのご縁をいただいています。

次は老ですが、若いからといって病というご縁はいただかないということも、老いているから必ず病気になるということもないわけです。死ということも、老いたり病んだりしなくても、生まれてすぐに死というご縁をいただくこともありますし、生の前に、生まれる前に死というご縁をいただくこともあるわけです。

ですから生老病死は順序を言うのではなくて、生も老も病も死も、それらがすべてご縁に因るのだということを言うわけです。

先ほど生老病死は四苦と言われると申しましたが、それらが苦であるのは、私が生まれたという思いに執着する、あるいは若さに執着する、健康であることに執着する、そういうことに執着する、とらわれるところに生も老も病も死もみんな苦になってしまうのです。

生ということ、あるいは老も病も、死ということも、そのこと自体に苦という性質があるのではないのです。それ自体に苦という性質がないことを私が苦としてしまうのです。

(続きます)