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四苦と法印-2 (3/8)

すべてが無我であって、すべてご縁に因っています。縁起であり、無我であるから、無常です。常であることがないわけです。いただくご縁のままに変わっていきます。諸行無常という言葉はご存じかと思いますが、これも法印のひとつです。

この考え方がなければ仏教とは言えないという仏教の根本的な考え方である法印のひとつであって、芸術とか感覚というところで言うことではありません。無我であって、だから、だからと言えると思いますが、だから無常であるという事実をいうのです。

私というもの、人間というもの、すべて無我であって無常である。無常であるということは常であることがない、ずっとそのままで変わりなく続くということがないということです。

今ここに若い方もおられますし、お年を召した方もおられますが、オギャーと産声をあげた時すでにその姿だったという方はおられないわけで、それぞれの年月の間にそれぞれのご縁をいただかれて、いまここにそれぞれのお姿でおられるわけです。

無常であるということは、いただくご縁に因って変わるということでもあるわけですが、変わるということのなかには、例えば老いるということもあり、病むということもあります。

(続きます)