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行者 (2/14)

行者について教学研究所編「正信偈」にある解説は
(ここから抜き書き)
定散と逆悪を指す。
(ここまで)

とあります。その通りの解釈をすれば、定善・散善の善人と五逆・十悪の悪人ということになります。この箇所ではそれでいいのかも知れませんが、やはり少なくとも私には納得のいかないところも残ります。

阿弥陀さまのご本願のおはたらきによって、お念仏もうす念仏の行者ということで、特に定散と逆悪を指すと考えなくてもよいのではないかと思います。

大乗の十悪のうち、妄語・両舌・悪口・綺語・貪欲・瞋恚・愚痴などは誰しもが覚えのあることでしょうから、誰しもが十悪のなかに収まるのでしょうけれど、誰しもがお念仏もうすということではないわけです。

お念仏もうすということがなければ、他力のご信心をいただくということはなく、お念仏もうすことなく金剛心を正しく受けるということでもないと思います。

なお、金剛心について教学研究所編「正信偈」にある解説は以下の通りです。
(ここから抜き書き)
金剛心
自力の信の砕けやすいのに対し、仏の願力による堅固な他力の信心を金剛にたとえた。
(ここまで)
お念仏もうすということによってであるということのほか、付け加えることはありません。