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お荘厳 (1/21)

お正月に本堂にお参りして下さった方はだいたい100人ほどだったのですが、いろいろな方がおられます。外陣の隅に座っております私に挨拶してからご本尊に向かわれる方もおられます。

なかにはキンを一つうって合掌礼拝して、その後で私のところに来られて、キンは一つたたくのが正しいのか、二つが正しいのかとお尋ねになる方もおられます。今までにいろんな機会にお話しした覚えのあることで、仕方ないともいってはおられないんですが。

私などは自分が作法といいますか、礼儀といいますか、そういうことがあまり分かりませんし、分かったとしてもそれを正しく行うこともできそうにもないものですから、他人様に対してあれこれは言えないのですが、それでも、ね?

実は、私としては一応納得いくように立てた華について話して下さる方もいらっしゃるのではないかと期待もしているのですが、まずいらっしゃいません。ですので、お参り下さる方の中でも特に親しい方などにこちらから「どうよ?」と尋ねたりもするのですが、あまり関心を持って見てはいらっしゃらないようですね。

お荘厳というのは、それでいいのではないか。むしろ、華やお仏具が目立ってはいけないのではないか、お参りの方の目をその一点に集めることなく、全体としてご本尊、あるいはお内陣を文字通り荘厳するべきものではないかと、遅まきながらお華を平時のものにかえながら思ったしだいです。