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「人」 (1/3)

「人」という字の字源は象形文字で、人を側面から見た形にかたどる。正面の形は「大」であるらしいです。例の支え合っている云々というのは、これまた、字源からは意味をなさないようです。

何かこのところ字というか字源に拘っているのですが、たいへんおもしろいですね。字についてのいかにもそれらしいよくできた話の多くが見た目によっていて、字の起こり、源にはよっていません。

言い方を変えれば、話し手の都合によって見た目が利用されていることが多いようです。字の起こり、源は二の次で、見た目が話の中身に都合よく利用されています。

たとえば、「人」というのは人を横から見た形である。昔から人は他人を横から見て来た。横から見るということはつまり比べるということで、他人と比べることによって「人」ができている。

字の起こり、源からいえば、私が今でっちあげたこんなふうな話の方が忠実であるわけです。

しかし、人は字からして支え合っている云々という話より、横から見て比べるところに人ができあがったという話の方が説得力があるのではないかと思ったりします。