表紙

     

resources

rss1  rss2  atom03

言葉忌み (12/30)

12月6日にも書き、ついこの間にも書いたのですが、「忙」という字について。思い出したことがあります。これはうちのお寺の何代か前の総代さんの話です。

「忙」という字は立心偏に亡くすと書く。これは「心」を「亡」くしているということで、忙しい忙しいと言っているのは、心が亡くなっているからだ、というよくできたお話を聞かれてのことです。

手紙などに「ご多忙」という言葉は使わないし、挨拶をいう時でも「ご多忙」とは言わずに「ご多用」といわないといけないとおっしゃるようになりました。

なぜならば、心を亡くしているというのは相手に対して失礼な言い方だから。相手に対して失礼のないように、「ご多用」と言い、決して「ご多忙」と言ってはいけないとおっしゃるのです。

物忌みということではないのでしょうが、何かしら「言葉忌み」とでもいうようなことではないかと思いますが、そういうことが起こる実例であったように思います。