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第2講関連「金子大榮師挨拶」-6 (9/28)

ここに壇に立ちました私は先生の教化の恩には、おそらく最も長くお世話になった者でありましょう。そうして先生の心境が解らないということにおいても、悲しいことでありますけれども、その最も解らずやの一人なんであります。そのために先生をして不遇の位置にいたらしめたという罪を犯しはいたしましたけれども、まだこれで先生の恩を報じたというだけの、何ものをもしておらないのであります。しかしそういう因縁で今日も、私はこの会に対告衆(たいごうしゅう)阿難として、列席させていただくことを得たことになったのであります。その対告衆阿難という心持ちにおいて、こうやって多勢御来会くださいましたみなさんに、心から感謝を致します。遠いところは北海道より九州の方からおいでくださいました。また近いところでも出悪いところを出てくださいまして、この先生のお話を私どもまのあたりに聴かしていただくことになったということは、ひとえにみなさんのご熱心のしからしむるところと、まずもってご来会のみなさんに深く感謝致します。

そうして先生に対しましては、今日お集まりの方はみな少しも外の心はない、ただ純粋に真の道を聴きたいという、それだけの心をもって集まっておられる方ばかりであるということを対告衆の格をもって申し上げて、心置きなく、顧慮するところなく、思うままにそのご会得なされておられるところの仏教史観についてお話くださることをお願いいたす次第であります。

(第2講関連 金子大榮師 挨拶おわり)