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応機

印度西天之論家 中夏日域之高僧
顕大聖興世正意 明如来本誓応機


大聖世尊の世に出でませる正しいみこころは、はるか西の空なる印度の国の智慧深き論家と、中国・日本の徳すぐれた高僧たちによって、いよいよその光を鮮明にあらわされたのであります。それは弥陀如来の根本誓願こそ、根機つたない末代の衆生を安らかにめざめさせるみ法(のり)であると、身をもって明らかにして下さったことであります。

西天・・・支那より印度をさしていう。

論家・・・論を著して経文の深義を明らかにした人。ここでは、龍樹・天親の二菩薩をさす。

中夏・・・支那のこと。夏は大の意で、中夏とは世界の中央にあって礼儀の大なる国ということ。支那人が自国を尊称してよんだ名。「中夏の高僧」とは、曇鸞・道綽・善導の三高僧をいう。

日域・・・日本のこと。「日域の高僧」は、源信・法然をさす。

大聖・・・釈迦牟尼世尊をいう。

興世の正意・・・出世の本懐ともいい、釈尊がこの世に出られた本来のねがい。

如来の本誓・・・阿弥陀如来があらゆる衆生に、わが名を称するものをわが国にむかえとろう、でなければ仏とならないと誓われた真実の誓願。

機・・・教えの対象となるもの、また教法をうけてその教化をうけこむ衆生の能力。如来の本願に応ずる機とは、真実信心が成就し、まさしく浄土に生まれる身となった衆生である。

(教学研究所編「正信念仏偈」より)